オリオン座流星群が見頃を迎える今夜(21日)、オリオン座の近くでは、月が木星に接近して輝きます。冬の星座の1等星を結んだ「冬のダイヤモンド」も輝き、夜空が賑やかです。今夜は関東から近畿では星空観察によさそうです。明後日23日になると、月は火星に近づくでしょう。
●21日 オリオン座流星群だけじゃない 月と木星にもご注目を
今日21日はオリオン座流星群が極大となり、今夜(21日)から明日22日の明け方に見頃を迎えます。流れ星を観察する予定の方も多いことでしょう。
オリオン座の放射点近く、東の空には満月を過ぎたばかりの明るい月が輝きます。その月の右横に並んで輝くのが木星です。今夜は流星群だけでなく、月と木星が寄り添って輝く姿にも注目してみてください。
さらに夜遅く、明日に日付が替わる頃になると、冬の星座の1等星を結んだ「冬のダイヤモンド」が木星を取り囲むように輝きます(記事の一番上の画像)。明るい月があってもよく目立つため、豪華な眺めを楽しみましょう。
●気になる今夜の天気は
今夜(21日)は、北海道や東北は雲が広がりやすいでしょう。流れ星を見つけるのは難しいかもしれませんが、月や木星の姿は雲の切れ間から観察できる可能性があります。
関東や北陸、東海、近畿は沿岸部で曇る所があるものの、晴れる所が多くなりそうです。夜空を見上げてみるとよいでしょう。夜は再びグッと冷えますので、暖かくして観察してください。
中国、四国、九州は厚い雲に覆われ、雨の降る所もあるでしょう。観察にはあいにくの天気となりそうです。
沖縄は晴れて観察によいでしょう。
●23日 月が火星に接近
なお、月はだんだん東へ移動し、23日になると東の空で火星に近づいて輝きます。火星が昇ってくるのは夜遅い時間帯ですので、観察しやすいのは24日の未明から明け方となりそうです。
23日は前線の通過に伴い全国的に雨が降りますが、前線通過後は西から晴れエリアが広がってきます。24日の未明から明け方は、西日本を中心に月と火星の輝きを観察できる所がありそうです。