来週にかけては短い周期で天気が変わり、19日(土)から20日(日)は荒れた天気になるおそれ。前線通過後は、急にヒンヤリ。日ごとの寒暖差にも注意。
●16日(水)~22日(火) 前線通過で雨脚強まる 週末は激しい寒暖差
明日16日(水)は、低気圧からのびる前線が西日本から北日本を通過するでしょう。午前中は広い範囲で雨が降り、雷雨になる所がありそうです。特に明け方にかけては、東北や北海道で発達した雨雲がかかり、局地的に激しい雨が降るでしょう。東海は夜にかけても雨が降りやすく、関東は昼頃から所々で雨が降りそうです。
その後も、たびたび低気圧や前線が日本付近を通過し、短い周期で天気が変わるでしょう。19日(土)は全国的に雨が降り、前線が通過するタイミングで雨の降り方が強まりそうです。前線が通過したあとは西高東低の気圧配置に変わり、強い寒気が流れ込みます。19日(土)から20日(日)にかけては九州から北海道で荒れた天気となる所があり、北海道は平地でも雪が降る可能性があります。22日(火)は西から雨の範囲が広がるでしょう。
最高気温、最低気温ともに平年より高い日が多い予想です。九州から東海では、連日のように最高気温は25℃以上の夏日となるでしょう。ただ、19日(土)から20日(日)にかけては気温がガクッと下がり、一時的ですが11月並みの寒さの所もありそうです。20日(日)の最高気温は、東京都心で21℃と平年並みでしょう。札幌は10℃に届くかどうか。冷たい北よりの風が吹いて、体感温度はさらに下がりそうです。朝晩は底冷えとなるため、服装でうまく調節してください。
●23日(水)~28日(月) 関東はぐずつく まだ夏日の所も
23日(水)は、四国や中国地方から東北の広い範囲で雨が降るでしょう。雨や風が強まるおそれもあるため、最新の予報を確認してください。24日(木)も近畿から関東など、太平洋側では雨が降りやすいでしょう。25日(金)以降は西日本を中心に晴れる所が多いですが、関東は28日(月)にかけてもぐずついた天気となりそうです。
気温は平年より高い傾向が続きます。九州から東海では、最高気温が25℃以上の夏日になる日が多いでしょう。暑さを感じる時間は短くなってきますが、晴れる日ほど朝晩と日中との気温差に注意が必要です。
23日(水)は二十四節気の「霜降(そうこう)」で、霜が降りるころ。初霜の降りる日は北と南で大きく違いますが、東北や本州中部では、ちょうどこのころです。旭川は10日(木)、釧路は14日(月)に初霜を観測していて、ゆっくりながらも季節は進んでいくでしょう。