明日27日～28日にかけて、関東地方や静岡県では、警報級の大雨となる恐れがあります。今夜は太平洋側の沿岸部から次第に雨の範囲が広がり、明日27日は朝の通勤通学時間帯から断続的に激しい雨が降るでしょう。道路の冠水や土砂災害など大雨による災害に注意、警戒が必要です。
●関東や静岡県 明日27日～28日にかけて警報級の大雨 災害に警戒
明日27日～28日にかけて、東海沖に発生する低気圧や、台風16号から変わった熱帯低気圧の影響で、静岡県や関東地方で警報級の大雨となる恐れがあります。
今夜は静岡県や神奈川県、千葉県など太平洋側の沿岸部から次第に雨の範囲が広がり、明日27日朝は、関東南部は広く雨で、北部も所々に雨雲がかかるでしょう。朝の通勤通学時間帯から断続的に雨が強まり、関東は南部を中心に激しい雨、静岡県は伊豆半島を中心に滝のような非常に激しい雨が降る見込みです。
東京都心でも朝からザっと雨が強まったり、どしゃ降りの雨になる所もありそうです。道路の冠水などに十分注意や警戒をしてください。
●予想降水量(関東甲信・静岡県)
静岡県は今日26日夜～28日にかけて、関東は明日27日～29日にかけて、大雨警報が発表される可能性が「中」程度あるという情報が出ています。
26日午後6時から27日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
伊豆(静岡県)、伊豆諸島(東京都) 200ミリ
中部・西部・東部(静岡県) 150ミリ
関東地方南部 120ミリ
その後、27日午後6時から28日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
静岡県(伊豆、中部、西部、東部)、伊豆諸島(東京都) 150ミリ
関東地方南部・北部 120ミリ
甲信地方 100ミリ
●静岡県伊豆半島や関東沿岸部 災害リスクが高まる恐れ
上の図は、対象期間内に予想される72時間降水量の最大値と、その降水量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何割に達するのか、ということを示しています。
これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まり、150%を超えると犠牲者の発生数が急増する可能性があるという研究結果があります。
静岡県の伊豆半島では一部赤い表示が見られ、特に東側のエリアほど暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、雨量が増えて災害のリスクが高まる可能性があります。今夜から雨が強まるため、家の中でできる大雨への備えを行っておくと安心です。
