来週にかけては新たな台風や秋雨前線の影響を受けそうです。沖縄は荒れた天気になる日があり、関東~九州も大雨となる可能性があります。今後の台風や秋雨前線の動きに注意が必要です。
●週末にも新たな台風発生か 北~東日本は秋雨前線で広く雨
この先は新たな台風や秋雨前線の影響を受ける日が多くなるでしょう。
今夜~明日6日の明け方にかけては、秋雨前線の影響を受ける北海道で大雨となる所がありそうです。明日6日の日中~あさって7日にかけては秋雨前線が南下するため東北で雨が強まる見込みです。また、前線の南の暖気が流れ込む関東~九州は気温が上がり、猛暑日になる所もあるでしょう。
8日(日)~9日(月)は関東~九州に前線がかかり、広い範囲で雨が降るでしょう。また、沖縄の南では新たな台風が発生する可能性があります。
10日(火)は秋雨前線が本州から離れて晴れる所が多くなりますが、11日(水)~12日(木)は再び本州付近に秋雨前線が停滞。南の熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧)周辺の湿った空気も入り、前線の活動が活発になりそうです。関東~九州を中心に雨が強まり、場所によっては大雨となる可能性もあります。
また、沖縄では熱帯擾乱本体が近づく可能性があり、来週の後半は荒れた天気となるかもしれません。
●3連休は晴天&気温上昇 急な雨に注意
13日(金)まで本州付近に秋雨前線が停滞しやすい予想です。東北~九州は広く雨で、関東から西は総雨量が増える所がありそうです。
14日(土)~16日(月)の3連休は高気圧が強まる傾向で、関東~九州は晴れる所が多く、暑さが厳しいでしょう。福岡では猛暑日も予想されます。ただ、大気の状態が不安定で、局地的に雨雲が発生しそうです。天気の急変にご注意ください。
17日(火)~18日(水)も晴れる所が多いですが、東海や近畿などでは雨が降りそうです。
●9月は台風シーズン 日頃から備えを
9月は台風や秋雨前線の影響で大雨が多い季節です。日頃から備えて大雨による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは次の3つです。
①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう心がけてください。