道内のこの夏の平均気温は、北海道の地域平均で平年より2.2℃高くなり、昨年(2023年)に次ぐ、史上2番目の暑さとなりました。9月に入っても連日真夏日の地点が現れており、残暑が続いています。道南を中心に夏日(最高気温25℃以上)の日数が記録的な多さとなっており、この先、昨年を上回る記録となる所もありそうです。もうしばらく暑さへの注意、対策を心がけるようにして下さい。
●今年の夏も記録的高温 1946年以降の統計史上2位に
道内では、今年の夏(6~8月)は記録的に暑くなりました。平均気温の平年差は、北海道全体の平均で6月が+1.9℃、7月が+2.7℃、8月が+2.1℃と、3カ月いずれも平年を大きく上回り、夏の3カ月の平均では+2.2℃となりました。記録的猛暑となった昨年(平年差+3.0℃)に次いで、1946年からの統計史上2番目に高い記録となりました。
道内では、7月21日から23日と、8月12日と13日の計5日間で猛暑日を観測し、8月23日夜から24日朝には、お盆を過ぎてから熱帯夜になるなど、北海道らしからぬ暑さとなった日もありました。
●9月も残暑が続く 来週には年間夏日日数が史上最多となる所も?
9月に入っても平年より気温の高い状態が続いており、今日(3日)午後3時までの道内の最高気温は、駒場(北海道十勝地方音更町)で30.1℃と3日連続で真夏日の地点がありました。
函館(北海道渡島地方)で27.9℃、室蘭(北海道胆振地方)で26.6℃と、函館は今年71回目、室蘭は今年47回目の夏日となりました。既にそれぞれの地点で統計史上3番目に多い日数となっています。
この先一週間も最高気温は25℃以上の日が続く予想となっており、夏日の回数はさらに増える見込みです。函館、室蘭とも過去最も夏日が多くなったのは昨年2023年で、函館が78回、室蘭が52回です。来週には昨年の記録を抜いて、年間の夏日日数が統計史上最多となるかもしれません。
北海道でも残暑は厳しくなりそうです。日々の天気予報で気温の予想をしっかりと確認し、体調を崩さないよう暑さ対策を心がけて下さい。