北陸地方では新潟県の下越を中心にまとまった降水となっていますが、大雨のピークは過ぎつつあります。ただ、これまで断続的に降り続いた雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる地域が増える可能性があります。引き続き、土砂災害に注意・警戒し、出来る限り安全な場所に身を置くようにして下さい。
●土砂災害の危険度分布は計算値 出来る限り安全な場所で
過去には、「土砂災害警戒情報の解除」「土砂災害に関する大雨警報の解除」「土砂災害に関する大雨注意報の解除」後に、地割れや水が噴き出る現象・土砂崩れが発生し、人が巻き込まれて亡くなるケースも報告されています。
土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音やにおい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどがあげられます。
このような「前兆現象」は、長年暮らしている地域住民しか分からない異常もあるでしょう。「何かいつもと違う」などの気づきや異変を感じた場合は、危険な場所から直ぐに離れて、身の安全を確保するようにして下さい。