関東は、明日11日(木)は昼頃から広い範囲で雨。15日(月)海の日にかけて、断続的に雨脚が強まりそう。猛烈な暑さが収まっても、不快な蒸し暑さ。熱中症対策を心がけて。
●3連休にかけて 梅雨前線が停滞
今日10日(水)は、昼頃までは沿岸部を中心に晴れ間が出て、気温が上がりました。午後3時までの最高気温は、千葉県市原市の牛久で36.5℃と、猛暑日になった所がありました。東京都心は33.7℃で、9日間連続で最高気温が30℃を超えています。明日11日(木)は梅雨空が戻るため、最高気温が35℃を超えるような猛烈な暑さは収まりそうです。
明日11日(木)は、梅雨前線が関東付近を南下して、昼頃からは雨の範囲が広がるでしょう。北部では、道路が冠水するほどの激しい雨が降る所もありそうです。南部でも、午後は一部で雨脚が強まるでしょう。
12日(金)から15日(月)海の日にかけては、梅雨前線が西日本から東日本に停滞する予想です。関東は断続的に雨が降り、ザッと強く降ることもあるでしょう。16日(火)以降、前線の活動が次第に弱まるものの、ぐずついた天気になりそうです。関東甲信の梅雨明けの平年は7月19日ごろ。梅雨末期の大雨に注意が必要な時期です。3連休に屋外のレジャーを予定されている方は、雨雲レーダーなどで最新の情報を確認し、無理のない行動を心がけてください。
●蒸し暑さ続く 夜間も熱中症対策を
極端な暑さは収まっても、気温は平年並みの日が多いでしょう。
明日11日(木)から17日(水)にかけては、最高気温が35℃以上の猛暑日の所はない見込みです。ただ、明日11日(木)も東京都心や横浜などで30℃以上の真夏日が予想されていて、不快な蒸し暑さ。また、夜間の気温が25℃以上の熱帯夜の日もあり、寝苦しい夜が続くでしょう。
熱中症情報では、南部を中心に「厳重警戒」の日が多くなっています。湿度が高くなることで、熱中症にかかるリスクが高まります。エアコンの除湿機能などもうまく使いながら、対策をしてください。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。