今日23日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。梅雨が近づく頃ですが、降水量は全国的に平年並みか多い見込み。梅雨入り前から大雨の恐れがあり注意が必要です。早めの雨対策を。気温は広い範囲で平年並み。6月初めは涼しい傾向ですが、その後は本格的に蒸し暑くなりそう。
●気温変化大きく 6月初めは気温低め
今日23日(木)、気象庁はこの先の1か月予報(5月25日~6月24日)を発表しました。
この先1か月の平均気温は、北日本、東日本、西日本で平年並みとなり、沖縄・奄美は平年並みか平年よりも高いでしょう。
期間別に見ると、6月初めはオホーツク海高気圧が勢力を強めて、一時的に北からの冷たい空気に覆われやすくなるため、気温が平年より低くなる所が多い見込みです。その後、6月中頃から再び気温が上昇し、本格的に蒸し暑くなるでしょう。
6月上旬から中旬にかけて、気温の変化が大きくなるため服装選びや体調管理に注意が必要です。
また、全国的に低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、降水量は平年並みか多い見込みです。いよいよ梅雨入りが迫る頃ですが、これから曇りや雨の梅雨らしい天気の日が増えるでしょう。日照時間は広い範囲で平年並みとなり、沖縄・奄美は平年並みか少ないでしょう。
●最新の梅雨入り予想 全国的に平年より遅く 6月中旬は続々と梅雨入りへ
今週21日(火)には沖縄・奄美地方で梅雨入りの発表がありました。沖縄では平年より11日遅く、奄美では平年より9日遅い梅雨入りとなりました。
今日23日(木)、日本気象協会は最新の梅雨入り予想を発表しました。
梅雨前線の北上は全体の傾向としては平年よりは遅く、梅雨入りの発表がある九州から東北にかけてのすべての地域で「平年より遅い」梅雨入りとなるでしょう。
九州南部は「6月上旬」に梅雨入りとなり、九州北部、中国、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北南部、東北北部はいずれも「6月中旬」に続々と梅雨入りの発表がありそうです。
ただ、梅雨入り前から曇りや雨のぐずついた天気が続く可能性があります。1か月の降水量は、各地で平年並みか多い見込みで、この先は雨が降りやすく、一度に降る雨の量も増えてくるでしょう。
大雨シーズンがじわりと近づいてきました。梅雨時に安心して過ごせるように、雨具を見直したり、排水溝の清掃をしておくなど、大雨の備えを早めに行っておきましょう。
【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】奄美地方・沖縄地方