今日1月25日、大阪管区気象台は近畿地方の一か月予報を発表しました。それによると、向こう一か月の気温は、平年より高い日が多い見込みです。まだ寒波の影響が続く中、この先は一転して高温傾向となるでしょう。スギ花粉のシーズンが近づいていますので、花粉症の方は早めに対策を始めた方が良さそうです。
●1週目(1月27日~2月2日)
近畿日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。近畿太平洋側では、平年と同様に晴れる日が多い見込みです。厳しい寒さからは解放され、一転して気温は平年より高い日が多くなるでしょう。
●2週目(2月3日~2月9日)
低気圧や前線の影響を受けやすいため、近畿日本海側では、平年に比べて曇りや雨または雪の日が多い見込みです。近畿太平洋側では、平年に比べて晴れる日が少ないでしょう。寒気の影響を受けにくいため、晴れる日は少なくても、気温は平年より高めで経過する見込みです。
●3~4週目(2月10日~2月23日)
近畿日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。近畿太平洋側では、平年と同様に晴れる日が多い見込みです。寒気が南下するときもありますが、長くは続かないでしょう。気温は平年並みか、平年より高い見込みです。
●今月末からかなりの高温に スギ花粉のシーズンへ加速か
1月25日、大阪管区気象台は一か月予報のほかに、高温に関する早期天候情報を発表しました。向こう2週間程度は寒気の影響を受けにくいため、気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。今回の寒波で積雪が多くなった地域では、雪解けによるナダレに注意するとともに、農作物の管理にも注意が必要です。(予想気温は、オレンジ色は平年より高く、赤色は平年よりかなり高いことを示しています)
また、スギ花粉の飛散についても気になるところです。先週、日本気象協会が発表した花粉飛散予測では、近畿地方のスギ花粉の飛散開始時期は2月中旬頃です。ただ、高温傾向がしばらく続いた場合は、2月中旬を待たずして、徐々にスギ花粉が飛び出す可能性があります。花粉症の方は予防薬を服用するなど、早めの対策を始めた方が良さそうです。