明日12日は、北海道は雪や吹雪となり、東北の日本海側や北陸も雨や雪、風が強まるでしょう。被災地では少しの雨でも土砂災害に警戒を。13日は強い寒気が南下。日本海側は広く雪で、北陸や長野県、関東北部で大雪の恐れがあり、都心も初雪の可能性。土日は雪や寒さに備えを。
●明日12日 北陸の被災地で再び雨強まる 土砂災害に警戒
明日12日(金)は、北海道の北を低気圧が通過し、寒冷前線が日本海側を南下するでしょう。
北海道は今夜から次第に雪のエリアが広がり、明日12日(金)は日本海側は雪で、ふぶく所もある見込みです。
東北や北陸も朝には広く雨や雪が降るでしょう。局地的に雷を伴って、雨や雪が強まる上、沿岸中心に風も強まりそうです。
明日12日(金)、能登は雨が降りだすと、再び大雨警報が発表される可能性があります。少しの雨でも土砂災害に注意、警戒をしてください。
●13日 強い寒気 関東の南まで南下
13日(土)は、冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が南下するでしょう。
13日(土)夜には、上空1500メートル付近で、平地に雪を降らせるレベルとなるマイナス6℃以下の寒気が、関東や東海の太平洋沿岸まで流れ込むでしょう。
また、更に上空約5500メートル付近にはマイナス33度以下の強烈な寒気が、北陸や関東北部まで流れ込む見込みです。
このため、北陸や北日本だけでなく、関東北部や長野県でも大雪となる見込みです。
●13日 北陸や長野県、関東北部で大雪の恐れ 時間にゆとりを
13日(土)は、北海道や東北の日本海側は広く雪でふぶく所もあるでしょう。大雪や吹雪による見通しの悪化にご注意ください。
北陸も雪のエリアが広がり、内陸部や山沿いを中心に積雪が増えるでしょう。特に、新潟県で積雪が短時間で急増する恐れがあります。
また、地震の被災地も雪の降る時間がありそうです。車での移動は、積雪や凍結によって、道路状況がかなり悪くなることが考えられます。交通の影響などに十分な注意が必要です。また、湿った重たい雪となるため、建物が倒壊するリスクも高まりそうです。できる限り、安全なところでお過ごしください。
●13日は関東に雪雲 14日も交通の影響に注意
また、13日(土)は長野県や関東北部で断続的に雪が降り、午後は雪が強まり大雪となる見込みです。翌14日(日)にかけて、冷え込むため、積雪や路面の凍結による交通の影響にご注意ください。
また、関東南部の平野部でも夕方以降は一時的に雪雲が流れ込んで、雪やみぞれ、雨が降る可能性があります。こちらは降っても一時的でしょう。なお、東京都心では、まだ今シーズン初雪の観測はされておらず、このタイミングで初雪となる可能性があります。都心で雪が積もることはなさそうです。
※東京都心の初雪の平年日は1月3日で、昨シーズンは平年より21日遅い1月24日に観測されました。
車での峠越えは必ず冬の装備で、雪道に慣れていない方は運転を控えてください。また、13日(土)と14日(日)は、大学入学共通テストが開催されます。雪が予想される地域では、交通の影響に注意し、時間に余裕を持ってお出かけください。
13日(土)は全国的に寒さが厳しくなるため、防寒グッズは必須となるでしょう。被災地では低体温症に十分気をつけて、できるだけ暖かくして、お過ごしください。