きょう24日(金)は気象衛星画像で、九州の西の海上に幾何学的な模様の雲、「カルマン渦」が見られました。西高東低の冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下してきている時に現れます。
●カルマン渦とは
流れの中に置かれた物体の風下方向には、「カルマン渦」と言われる不思議な渦巻きができることがあります。このような渦巻きは雲でも見られることがあり、地形や気象の要因が重なると、二列の渦を巻いたような形の雲が、規則正しく並んだ様子がみられるのです。
カルマン渦は、冬型の気圧配置になった時に済州(チェジュ)島などの風下で、しばしば現れます。また、日本付近では、屋久島、利尻島などの風下で、多くみられます。