きょう17日は、上空の寒気の影響で北海道や東北では断続的に雨が降り、山や峠では雪となっています。けさ(17日)、北海道の「手稲山」に続き、「利尻山」や「岩手山」でも初冠雪の便りがありました。
●北海道・東北 初冠雪の便り続々
きょう17日は、北日本の上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、標高の高い山や峠では雪が降っていて、うっすら白くなっています。
札幌市内にある手稲山(ていねやま)では、今朝「初冠雪」が観測されましたが、北海道「利尻山」や岩手県「岩手山」でも、初冠雪となりました。「利尻山」では、平年より2週間遅く、「岩手山」では平年より4日遅い初冠雪となりました。
・手稲山:平年より1日早く、昨年より1日早い
・利尻山:平年より14日遅く、昨年より12日遅い
・岩手山:平年より4日遅く、昨年より11日遅い
●初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。
また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。
(なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。)