大型で猛烈な台風15号は、あす13日(金)には小笠原諸島の東の海上を北東へ進む予想です。小笠原諸島では非常に強い風が吹き、雨脚の強まることがあるでしょう。海上は大しけとなる見込みです。高波に警戒し、強風や強雨に注意が必要です。
●台風15号は大型で猛烈な勢力
きょう12日(木)午前6時、台風15号は、小笠原近海を1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。台風15号は大型で猛烈な勢力となっています。台風の大きさとは、強風域の半径で決まり、「大型」は強風域の半径が500キロメートル以上800キロメートル未満のものです。また、台風の強さは最大風速で決まり、「猛烈な」は一番強いレベルです。
台風15号は猛烈な勢力を維持したまま北上し、あす13日(金)は小笠原諸島の東の海上を北東へ進む見込みで、小笠原諸島は影響を受けるでしょう。
台風15号は、その後は速度をあげて北東へ進み、14日(土)には南鳥島近海に、15日(日)には日本のはるか東で温帯低気圧に変わるでしょう。本州には近づかず、直接的な影響はない見込みです。ただ、関東や伊豆諸島の沿岸ではうねりを伴った高波に注意が必要です。
●小笠原諸島は高波に警戒
小笠原諸島では、きょう12日(木)は、昼過ぎから強い風が吹き、あす13日(金)は、さらに風が強まり、非常に強い風が吹くでしょう。強風に注意が必要です。台風周辺の湿った空気の影響で、強い雨の降る所もありそうです。
また、海上はきょう12日(木)の夜遅くから14日(土)にかけて、うねりを伴った大しけとなるでしょう。高波に警戒が必要です。海岸付近には近づかないようにしてください。
