きょう21日(木)も、関東地方は大気の状態が不安定。今夜にかけて所々で雨や雷雨となるでしょう。帰宅時間帯は神奈川や千葉など沿岸部を中心に南風が強まり、横殴りの雨の所も。落雷や竜巻などの突風に注意。南風が強まるため、夜も気温の下がり方が鈍く、蒸し暑さが続くでしょう。
●関東南部 激しい雨の所
きょう21日(木)は前線や低気圧に向かって、南から暖かい湿った空気が流れ込み、広い範囲で大気の状態が不安定。関東地方も、朝から所々で雨が降り、神奈川県の箱根町では、1時間に39.0ミリ(12時40分まで)と、バケツをひっくり返したような激しい雨になりました。
神奈川県西部は、竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になっているとして、「竜巻注意情報」が発表されました(12時33分発表)。空の様子に注意してください。雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。落雷、ひょう、急な強い雨にも注意してください。
●お帰り時間帯 南風が強まり横殴りの雨の所も
このあとも、所々で雨や雷雨となるでしょう。特に、帰宅時間帯は神奈川や千葉など沿岸部を中心に南よりの風が強まり、横殴りの雨の所があるでしょう。東京都心でも、風速10メートル以上と、風に向かってやや歩きにくいくらいの強風が吹く見込みです。
南風が強まるため、夜も気温の下がり方が鈍く、蒸し暑さが続きます。適切にエアコンを使用し、こまめに水分をとりましょう。
●竜巻の発生しやすい気象状況
竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。
① 昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。
また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。