20日(木)、中国地方は平年より1日遅い梅雨明けが発表されました。梅雨期間は52日間で、降水量はほとんどの所で平年を上回りました。特に線状降水帯が発生し、記録的短時間大雨情報が発表された山陰で、降水量は平年を大きく上回りました。この先、雲の広がる日もありますが、晴れて厳しい暑さとなる見込みです。熱中症対策を万全になさってください。
●梅雨期間の降水量
降水量は平年を上回った所がほとんどで、山陰や山陽の西部ほど多くなりました。
梅雨期間、中国地方(山口県を除く)は、島根県で線状降水帯が発生し、また、鳥取県で記録的短時間大雨情報が発表されるなど、山陰を中心に記録的な大雨になりました。短時間に降る大雨で、河川の氾濫や住宅の浸水、道路の冠水、土砂災害が発生しました。
●向こう一週間 蒸し暑さ増す
向こう一週間の中国地方は、22日(土)までは高気圧に覆われて晴れる見込みです。比較的からっとした暑さから、徐々に湿った空気が流れ込む影響で、ムシムシ感が増すでしょう。
23日(日)は湿った空気の影響で西部を中心に雲が広がり、にわか雨の可能性があります。
その後、来週のはじめにかけて雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。
最高気温は30度以上の真夏日となり、湿気も多く、蒸し暑い見込みです。
来週中ごろは、高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。
屋外だけでなく、屋内でも熱中症が発症しやすくなります。こまめに水分や休憩をとり、屋内ではエアコンなども使い、涼しくして過ごしてください。