東海地方は、三連休は猛暑日続出で、危険な暑さとなるでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。
●三連休の天気は? 危険な暑さに警戒
きょう14日14時20分現在の東海地方は、雲が多いながらも、沿岸部を中心に日差しが出ています。また、山間部を中心に、一部では雨雲が発達しています。あす15日にかけては、日本海に停滞する梅雨前線に向かって、引き続き、湿った空気が流れ込む見込みです。晴れ間が出たり、急な雨や雷雨の可能性があるため、あす15日まで、変わりやすい空模様に注意してください。
【16日~17日】
太平洋高気圧が勢力を強め、本州付近を覆うでしょう。東海地方は広く夏空が広がり、強い日差しが照りつけそうです。にわか雨はあってもごく一部でしょう。最高気温は35℃以上の猛暑日となる所が続出し、危険な暑さとなる見込みです。熱中症リスクが高まるため、万全な暑さ対策をして連休をお過ごしください。
なお、東海地方の梅雨明けの平年日は7月19日頃(昨年2022年の梅雨明けは7月23日頃)です。連休中に梅雨明けの発表があるかもしれません。日本気象協会では、16日頃の梅雨明けを予想しています。
●名古屋 7月最も気温が上がったのは?
記録的な暑さとなった2018年が上位にランクインしています。8月上旬が一年の中でも最も気温が上がりやすくなる時期ですが、7月も体温を超える高温を観測しています。
なお、名古屋で40℃を超えたのは過去に一度だけで、2018年8月3日に40.3℃を観測しました。最高気温の歴代全国ランキング20位の記録です。
●熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
●週間天気 暑さのピークは16日(日)~18日(火)
暑さのピークは16日(日)~18日(火)でしょう。19日(水)以降は、太平洋高気圧が勢力を弱め、湿った空気が入りやすくなる見込みです。それまでよりも雲が広がりやすくなるため、暑さは多少和らぐものの、最高気温は35℃近くまで上がる所はあるでしょう。子供たちはいよいよ夏休みが始まります。厳しい暑さに警戒しながら、体調を崩さないようお過ごしください。