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近畿・中国地方に「竜巻注意情報」が相次いで発表 今夜は天気急変に注意 安全確保を


きょう13日は、大気の状態が非常に不安定。西日本の日本海側を中心に局地的に雨雲が発達し、「竜巻注意情報」が相次いで発表されています。このあとも天気の急変に注意し、積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物で安全確保を。

●北から南まで所々で雨雲が発達中

きょう13日、地上付近では気温が上昇する中、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。
南からは雨雲のもとになる湿った空気が流れ込んでいて、全国的に大気の状態が非常に不安定です。

北から南まで、あちらこちらで雨雲がわき、局地的にかなり発達をしています。
午後3時40分までの1時間降水量の最大値は、広島県安芸太田町の加計で45.5ミリ(午後3時30分)、京都府南丹市美山で35.0ミリ(午後3時40分)など、バケツをひっくり返したような激しい雨の降っている所もあります。

●大気不安定 今夜も激しい雨・落雷・竜巻などの突風に注意

雨の降っていない所も、このあと天気が急変する恐れがあります。

今夜にかけて、局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの突風の吹く所があるでしょう。道路が一気に川になるような雨の降り方になる所もありそうです。6月に入ってから記録的な大雨が降った地域では、地盤が緩んでいますので、新たな災害にも注意、警戒が必要です。

●竜巻の発生しやすい気象状況

竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。
また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。

ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

①昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。

②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。

③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

●竜巻から身を守る行動とは(屋外)

屋外にいる時に、竜巻が接近してきたら、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。

体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。
物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう可能性があるので、とても危険です。
また、避難する建物へ向かう際は、強い風によって、屋根瓦などが飛んでくるおそれもありますので、十分注意してください。
電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊する可能性がありますので、近づかないようにしてください。

もし、どうしても避難できない場合は、無理をしないで、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。

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