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危険な天気図 1~3日 西・東日本で台風接近前から警報級大雨か 記録的大雨の恐れ


1日~2日にかけて台風が沖縄に接近し、沖縄は大荒れに。また、台風が近づく前から西・東日本の広範囲で大雨の恐れがあります。梅雨前線が停滞する中、台風が北上し大雨をもたらしやすい危険な天気図に。西日本はあす1日から、東日本はあさって2日から大雨に警戒が必要です。

●あす1日~2日 台風2号 沖縄地方にかなり接近

きょう31日午後3時現在、大型で強い台風2号が、宮古島の南を時速10キロで北上しています。
あす1日には強い勢力を維持したまま、宮古島地方に接近する見込みです。

台風が接近中の先島諸島を中心に風が強まっています。
午後5時30分までの最大瞬間風速は、宮古島で28.7メートル(午後5時3分)、下地島空港で26.2メートル(午後4時25分)を観測しました。
時折、雨も強まり、何かにつかまっていないと立っていられないような風が吹いています。

沖縄地方では6月1日から2日にかけて猛烈な風が吹き、猛烈なしけ(9メートル超)となる所がある見込みです。
また、奄美地方でも6月1日から2日にかけて非常に強い風が吹き、2日は猛烈なしけとなる所があるでしょう。
「猛烈な風」とは、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転する恐れもある風の吹き方です。
不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。

台風2号は、宮古島地方に接近後、進路を次第に東よりに変えながら、2日には沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。
あす1日から2日にかけて、先島諸島や沖縄本島地方では、台風本体の活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨が降り、「警報級の大雨」となる恐れがあります。大雨や暴風、高波、高潮に警戒が必要です。

沖縄地方に接近後は、勢力を弱めながら西日本から東日本の南海上を進む可能性が高くなっています。今後の情報に注意が必要です。

●あす1日~3日 台風接近前から西・東日本で大雨警戒

台風2号が近づく前から、西・東日本の広範囲で大雨の恐れがあります。

あす1日から3日にかけては、梅雨前線が停滞する中、台風が北上します。
台風周辺の湿った空気が前線を活発化させる、危険な気象条件となるでしょう。

前線付近で、積乱雲が発生しやすくなるため、少しでも同じような場所に長く雨雲が停滞すると、記録的な大雨をもたらす恐れがあります。

西日本はあす1日午後から、東日本はあさって2日から大雨に警戒が必要です。予想降水量がかなり多くなっています。大雨の備えはあす1日の早い時間帯までに行ってください。

●予想降水量 6月1か月分の降水量が一気に降る所も

停滞する前線と、北上する台風の影響により、あす6月1日から3日頃にかけて、四国から関東甲信を中心に、広い範囲で大雨となる見込みです。
雨雲が現在の予想以上に発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。

6月1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)
四国地方 200から300ミリ
近畿、東海 100から200ミリ
中国地方、北陸、関東甲信 100から150ミリ

その後、6月2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)
近畿、東海、関東甲信 100から200ミリ
四国地方 100から150ミリ

災害級の大雨となる恐れもありますので、情報に十分注意し、危険な場所には近づかないようにしてください。

●広範囲に大雨リスク 警報級大雨や記録的大雨となる恐れ

6月スタート早々に、予想降水量を見ても、かなり多い雨量となっています。
6月1か月分(1日~30日まで)の平年の降水量を上回る大雨が、たった1、2日で降る所も出てくる予想です。
まだ梅雨入りが発表されていない、関東甲信や北陸では「梅雨入りと同時に大雨」に。

広範囲で、「警報級大雨」となる可能性が高く、中には「記録的大雨」になる恐れがあります。
3日頃にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒をしてください。

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