向こう1か月は、暖かい空気が流れ込みやすいため、特に、期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。また、第5回桜開花予想が発表されました。
●1週目(3月18日~24日) 雪どけ順調に進む 札幌の根雪もなくなる
今日(16日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。この期間の道内は、日本付近は暖かい空気に覆われやすいため、平年より高めの気温となる見込みです。また、西高東低の気圧配置が弱いため、降水量は平年並みですが、日照時間は平年並みか日本海側で多くなるでしょう。道内では20日頃からの5日間はかなりの高温になると予想されており、高温に対する早期天候情報が発表されています。雪どけは順調に進み、札幌の根雪も3月21日(火)頃にはなくなりそうです。
●2週目(3月25日~31日) 引き続き高めの気温 雪どけの事故には注意
寒気の影響を受けにくく、日本海側では平年と比べて、曇りや雨または雪の日が少ないでしょう。オホーツク海側と太平洋側は平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。気温は平年より高く経過し、引き続き、雪どけは順調に進みそうです。春休み期間中というお子さんも多いため、外での活動の際は、急速に進む雪どけによる事故には注意が必要となります。
●3~4週目(4月1日~4月14日) 積雪終日 平年より早そう
各地とも、天気は数日の周期で変わり、太平洋側やオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。気温は平年より高く経過するでしょう。道内の積雪終日の平年は3月下旬から4月前半という地域が多くなっています。しかし、気温が高く経過するため、今シーズンの積雪終日は平年よりもかなり早くなる地域が多くなりそうです。
●2023年 第5回サクラの開花予想発表
今日(16日)、2023年の第5回桜開花予想を発表しました。
北海道はこの先1か月も気温は平年より高めで経過するため、桜の開花は昨年よりは2日前後遅いですが、平年より6日ほど早い所が多くなる見込みです。
主な都市の開花予想は、函館4月22日、札幌4月26日、室蘭4月29日、旭川5月1日、網走5月3日、釧路5月7日となっています。
先週発表された、第4回桜開花予想よりも、1日から2日ほど予想が早まっている地域が多くなっています。
すでに函館は統計開始以来5番目に早い予想となっていますが、今年も記録的に早い開花となる所が道内でもありそうです。