向こう1か月は、寒気の影響を受けにくく、平均気温が北海道~九州で「平年より高い」予想です。3月になると西日本や東日本では桜の蕾が一気に膨らむかもしれません。
●暖気が主役 日本海側の雪も「少ない」
きょう16日に発表された1か月予報によると、平均気温は、北海道~九州で平年より高く、沖縄で平年並みの見込みです。先週の予想とは一転して、寒気の影響はあまり受けない傾向となりました。
降水量は、西日本の日本海側や沖縄、奄美で平年並みか少なく、そのほかは平年並みでしょう。
降雪量は、北日本から東日本の日本海側で平年より少ない予想です。ただ、積雪が多く残る地域では、気温の上昇に伴う融雪災害などに注意が必要です。
数値予報モデルによる計算結果では、地上の気圧配置は等圧線の間隔が広く、冬型の気圧配置が続かないことを示しています。また、上空約1500メートルの気温は、北海道~九州まで平年を上回る傾向で、寒気があまり南下してこない予想となっています。
●3月は桜の蕾膨らむ 一時的な寒の戻りには注意
週別に気温の傾向を見ると、1週目(2月18日~2月24日)は、西日本や東日本で平年並みか高いでしょう。北日本は平年並みですが、寒気の影響を受ける時期があり、厳しい寒さとなる日がありそうです。沖縄や奄美は平年並みの予想です。
2週目(2月25日~3月3日)は、北日本や東日本で平年より高く、西日本も平年並みか高いでしょう。沖縄や奄美は平年並みの見込みです。
3週目(3月4日~3月17日)は、北海道~九州で平年並みか高い予想です。沖縄や奄美は平年並みでしょう。3月に入ると西日本や東日本は桜の蕾が一気に膨らみ、春が足早にやってきそうです。
ただ、季節の変わり目で、気温の変化が大きくなる時期があり、一時的な「寒の戻り」もあるでしょう。こまめに予想気温をチェックして、体調を崩さないようにしてください。