東海地方では、この土日は、大きな天気の崩れはないでしょう。週明けの23日(月)は、南岸低気圧の通過で雨や雪が降りますが、降水量(降雪量)はそれほど多くない見込みです。ただ、南岸低気圧通過後の24日(火)以降は、広い範囲で低温や大雪に警戒が必要です。
●土日の天気は?
前線が西から近づいてきているため、きょう20日15時30分現在、岐阜県では、雨雲や雪雲がかかっている地域があります。この後、夜のはじめ頃にかけて、前線が東海地方を通過するため、今晴れている所でも、次第に雲が多くなるでしょう。一時的に雨や雪が降る所もありそうです。飛騨地方では雪が降り続き、積雪は増えますが、大雪の心配はない見込みです。
【21日(土)】
あす21日は、冬型の気圧配置となるため、晴れる所が多いでしょう。寒気に伴う低い雲や局地的な前線の影響で、雲の広がる所は多少ありそうです。飛騨地方の雪も、日中は止む時間が多い見込みです。
【22日(日)】
一方、22日(日)は、天気は下り坂に向かうでしょう。ただ、日中いっぱいは高気圧に覆われて、晴れる所が多そうです。早い所では、夜遅くになると雨や雪が降りだしますが、土日ともに大きな天気の崩れはないでしょう。
●23日(月):南岸低気圧の影響で雨や雪
週明けの23日(月)は、低気圧が本州南岸を東へ進む「南岸低気圧」の影響で、広い範囲で天気が崩れる見込みです。午前6時頃には、岐阜県や三重県、愛知県の広い範囲に、雨雲や雪雲がかかるでしょう。降っている時間は短く、午後は西から次第に止んでくる見込みです。
沿岸の地域は雨が主体で、内陸部にいくほど雪となるでしょう。名古屋市内では、明け方から湿った雪が降りだし、朝の時間帯にかけては気温が低いため雪が混じりますが、昼前になると雨に変わる見込みです。発達した雨雲や雪雲は東海地方にかからないため、大雨や大雪の心配はなさそうです。
●週間天気 24日(火)以降 最強寒波襲来
南岸低気圧が通過した後は、24日(火)から25日(水)は、日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。上空には今季最強寒波が流れ込むでしょう。寒気の強さとしては、名古屋市(千種区)で積雪10センチを観測したクリスマス寒波より強いものです。
東海地方では、山地だけでなく太平洋側の平地でも、大雪となる所がありそうです。名古屋市内では、24日(火)の夜から25日(水)の午前中が、雪が降りやすく、積雪となる可能性があります。上空の風向きによりますが、発達した雪雲が流れ込めば、短時間で大雪となる可能性もあります。十分な備えを今のうちにしておきましょう。
普段雪があまり積もらない地域でも積雪が予想されるため、積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒して下さい。また、お出掛けの際は交通情報や気象情報をチェックして、時間に余裕を持ってお過ごし下さい。積雪となった地域では、ノーマルタイヤでの運転は絶対に控えるようにしましょう。