3日火曜は、太平洋側を中心に晴れて、空気がカラカラに乾いています。14時までの最小湿度は、甲府市やさいたま市で10%台、東京都心では3日連続して20%台を観測しました。14時現在、北海道~九州の太平洋側を中心に「乾燥注意報」が発表されています。暖房器具など、火の取り扱いに十分ご注意ください。
●今シーズン 最も空気が乾いた所も
3日火曜は、本州付近は西高東低の「冬型の気圧配置」になりました。太平洋側では広く晴れて、空気がカラカラに乾きました。
14時までの最小湿度は、静岡県川根本町で13%まで下がりました。甲府市では18%、さいたま市では19%と、10%台を観測しました。前橋市では20%と、今シーズン最も空気が乾きました。東京都心では23%と、3日連続して20%台となりました。宮崎市は28%まで湿度が下がり、2022年12月8日に並んで、今シーズン1位でした。
このため、3日火曜14時現在、北海道~九州の太平洋側を中心に「乾燥注意報」が発表されています。暖房器具など火の取り扱いに、十分な注意が必要です。お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。
●空気の乾燥 いつまで?
この空気の乾燥は、いつまで続くのでしょうか?
週間予報を見てみますと、5日(木)頃までは、広く晴れるでしょう。6日(金)は西から次第に雨が降り出しますが、大阪・名古屋・東京・仙台など、晴れマークが続きそうです。7日(土)になると、広く雨が降って、空気が潤う見込みです。
あと、2~3日は、広い範囲で、空気の乾いた状態が続くでしょう。いつも以上に、火事を防ぐ行動を心がけてください。
●空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。