台風11号は3日(土)夜から先島諸島にかなり接近し、沖縄地方は先島諸島を中心に大荒れ。台風11号は6日(火)頃は九州に接近するおそれがあります。その後も前線や別の熱帯擾乱の影響を受ける可能性があり、秋雨シーズン・台風シーズンは続くでしょう。
●台風11号 週明けに九州に接近か
台風11号は、3日(土)夜のはじめ頃から4日(日)未明にかけて非常に強い勢力で、先島諸島にかなり接近する見込みです。沖縄は先島諸島を中心に猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるでしょう。線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。暴風や高波、高潮、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒してください。
その後、台風は5日(月)にかけて東シナ海を北上し、次第に進路を東よりに変えて、6日(火)には九州へ接近するおそれがあります。その後、台風は日本海を北北東に進み、7日(水)には温帯低気圧に変わるでしょう。九州では5日(月)から6日(火)にかけて大雨や荒れた天気となるおそれがあります。交通機関への影響にも注意が必要です。中国地方から北陸でも雨や風が強まるでしょう。東北や北海道も6日(火)から7日(水)は暴風や大しけとなるおそれがあります。
6日(火)頃は南風が強まり、日本海側でフェーン現象となり、気温がグンと上がるでしょう。北陸など最高気温が35℃くらいになりそうです。熱中症にも注意が必要です。
●秋雨シーズン・台風シーズンが続く
台風11号から変わる温帯低気圧が離れた後も、本州付近には前線が停滞しやすく、雨の降る日が多くなるでしょう。なかなか爽やかな秋晴れにはならない見込みです。また、来週末以降は台風11号とは別の熱帯擾乱が発生し、日本列島に影響を与える可能性もあります。
この先も秋雨シーズン、台風シーズンが続きます。日本の南の海面水温は30℃ほどと高く、台風の発生しやすい状況が続いています。目先は台風11号に、その後も前線や台風など熱帯擾乱の動向に警戒が必要です。
