きょう10日は秋田県に前線の活発な雨雲がかかり、非常に激しい雨が降っています。このあとも、秋田県や青森県は雨の降り方には厳重に警戒をしてください。
●秋田県で非常に激しい雨
10日昼前は、秋田県に活発な雨雲がかかりました。男鹿市の男鹿真山(オガシンザン)では1時間に64.5ミリ(観測史上最大)、大潟村でも1時間に59.0ミリ(8月の観測史上最大)を観測しました。
また、降り始め(8日13時)から10日11時までの降水量は、八峰町の八森(ハチモリ)では224.5ミリと8月平年ひと月分の雨量(170.8ミリ)を超えている所もあります。
●川の氾濫、土砂災害など厳重警戒を
10日正午現在の洪水害の危険度分布を見てみると、青森県の一級河川である岩木川は依然として氾濫危険情報が出ていて、秋田県の中小河川も氾濫危険レベルの所が増えてきています。土砂災害の危険度も青森や秋田では一部で危険レベルの所があります。
このあとも、東北北部を中心に、雷を伴って非常に激しい雨が降り、総雨量が多くなるでしょう。前線は向こう1週間程度、北日本に停滞する予想で、記録的な大雨の範囲は今後広がる可能性があります。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。自治体からの避難の情報を確認するとともに適切な防災行動をとるようにしてください。