ゴールデンウィークは、普段あまり見られない「水星」を見つけるチャンスです。特に、2日(月)は、細い月が目印になるため、水星を探しやすくなります。方角や気になる天気について、まとめました。
●水星を見つけるチャンス 細い月とコラボも 方角は?
国立天文台HPによりますと、水星は太陽に最も近い惑星なので、水星より外側をまわる地球から見ると、水星は太陽からあまり離れず、とても見えにくい天体の一つです。
ただ、ゴールデンウィークは、普段、なかなか見られない水星を見つけるのに、今年一番のチャンスです。
水星が見やすくなるのは、日の入り直後、西北西の低い空です。なお、2日(月)の日の入りの時間は、札幌では18時36分、東京では18時28分、大阪では18時43分、福岡では19時2分です。
実は、水星の高度が最も高かったのは4月29日でしたが、東京では、5月7日(土)まで水星の高度が10度を超えるでしょう。また、東京以外でも、高度に大きな違いはないので、まだまだチャンスはあります。
さらに、2日(月)は、細い月が水星の近くに見えるので、水星を探しやすくなるでしょう。
なるべく、西北西にひらけた場所を選んで、空を見上げてみてください。
●気になる天気は?
水星を見つけるために、夜空を眺めるには、天気が気になります。
2日(月)の日没後の天気ですが、北海道や東北は、太平洋側ほど良く晴れるでしょう。関東から九州は晴れる所もありますが、天気が変わりやすく、所々で雨が降りそうです。沖縄は曇りや雨でしょう。
水星を見つけやすいチャンスは、7日(土)まで続きます。ただ、北の地方や標高の高い所では、日没後はまだ冷えますので、できるだけ暖かくして、夜空を見上げてみてください。