今日(11日)午後3時までに道内で最も気温が高くなったのは、渡島地方の森で、22・4度でした。道内では今年に入って初めて、20度以上の気温を観測しました。また、函館や室蘭では4月前半の最高気温の記録を更新しました。
●道内では今年初の20度以上に。道南では記録更新!
今日(11日)は、道南方面や内陸を中心に広く気温が上がりました。午後3時までの最高気温は、全般に18度前後で4月下旬から5月下旬並みと、季節先取りの暖かさとなった所が多くなりました。道内で最も高くなった渡島地方の森は、22・4度まで上がりました。道内で20度以上を観測したのは今年初めてのことです。例年、道内でその年初めて20度以上となるのは、4月19日頃で、今年は例年よりも1週間ほど早く20度超えとなりました。
また、室蘭は19・0度、函館は19・9度と、惜しくも20度は届きませんでしたが、それでも4月前半としては最も高い気温を観測しました。これまでの4月前半の最高気温の記録は室蘭18・2度、函館は19・7度(ともに1990年4月12日)でした。特に道南方面の地域では記録的な暖かさとなりました。
●明日はもっと気温が上がる!?
明日(12日)も南から暖かい空気が流れ込み、予想最高気温は道北や道東方面の沿岸で10度くらいの他は、広く20度前後まで上がる見込みです。特に道東方面の内陸などではフェーン現象の影響もあって、25度近くまで上がる所もあるかもしれません。
これまで道内で観測された最も早い25度以上の夏日の記録は、4月17日。4月前半に夏日が観測されたことはありません。もし仮に明日25度以上まで上がる地点があれば、北海道史上最も早い夏日となり、記録的な早さとなる可能性があります。
しかし、気温がかなり高めで経過するのは明日までで、その後は気温が平年並みかやや低い日が多くなる見込みです。日々の気温変化が大きくなるので、服装で調節するなど工夫をして、体調を崩さないように注意してください。