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「令和2年7月豪雨」から1年 梅雨末期の豪雨に警戒を


昨年7月に発生した「令和2年7月豪雨」のうち、熊本県の球磨川流域に大きな被害をもたらした大雨から4日で1年となりました。この球磨川流域の大雨など、近年、線状降水帯による豪雨が多く発生しており、気象庁は新たに線状降水帯が発生したことを知らせる「顕著な大雨に関する情報」の発表を開始しました。梅雨末期の豪雨が起こりやすい時期に入っており、大雨への十分な警戒が必要です。

●「令和2年7月豪雨」

昨年の7月は活発な梅雨前線が長期間にわたって日本列島に停滞。西日本から東日本、東北地方にかけての広範囲で大雨が続き、4日には熊本県と鹿児島県、6日には福岡県と佐賀県、長崎県、8日には岐阜県と長野県に、相次いで大雨特別警報が発表されました。
気象庁は、7月3日から31日にかけての一連の大雨について「令和2年7月豪雨」と名称を定めました。

●球磨川流域で甚大な被害

長く続いた「令和2年7月豪雨」の中でも、7月4日未明から朝に発生した熊本県南部を中心とした豪雨では、線状降水帯が球磨川の流域を覆うように発生し、猛烈な雨が降り続いたために、球磨川が各地で氾濫。流域では大規模な浸水などによる甚大な被害が発生しました。
球磨川では、堤防など治水施設が被災し、現在も復旧作業が続いています。このため、球磨川については通常より低い水位を用いた暫定基準で洪水予報が発表されています。

●「顕著な大雨に関する情報」発表開始

この球磨川流域の豪雨など、近年、線状降水帯による豪雨災害が多く発生しています。これを受けて、気象庁は今年6月17日から「顕著な大雨に関する情報」の発表を開始しました。これは、一定の基準で線状降水帯の発生が検知された場合に、線状降水帯が発生したことを知らせ、さらなる警戒を呼びかけることを目的としたものです。
「顕著な大雨に関する情報」が発表された場合には、土砂災害や洪水などの危険度が急激に高くなるため、大雨の状況や避難情報などを確認し、早く安全を確保することが重要です。
また、「顕著な大雨に関する情報」が発表される前でも災害が発生したり、線状降水帯以外の要因でも災害が発生することがありますので、そのほかの特別警報・警報や大雨に関する情報にも注意することが大切です。

●梅雨末期の豪雨に警戒を

今年も、7月に入り梅雨前線が九州から本州付近に停滞するようになり、梅雨末期の豪雨が起こりやすい時期となっています。
梅雨末期の豪雨はしばしば線状降水帯によってもたらされます。線状降水帯は1時間に100ミリ以上というような猛烈な雨を何時間にもわたって降らせることがあり、見る見るうちに状況が悪化して、避難が困難になるということがあります。このため、豪雨の際は早く安全を確保することが重要です。避難場所についても、自治体から指定された避難場所が遠いような場合には、次善の策として、なるべく家の近くで少しでも安全な場所を考えておくということも大切になります。
梅雨明けまで、大雨に十分に警戒してください。

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