今朝(11日)の北海道は内陸を中心に冷え込みが強まり、午前5時までの最低気温が紋別地方の滝上で氷点下10.4度、後志地方の喜茂別では氷点下10.5度と、今季初の氷点下10度以下の気温を観測しました。氷点下10度以下の気温が観測されるのは、富士山を除くと今シーズン全国でも初めてのこととなります。
●内陸中心に冷え込みが強まる
北海道付近には上空約1500mに12月上旬並みの寒気が流れ込んでいます。この影響で内陸を中心に冷え込みが強まり、今日午前5時までの道内の最低気温は、紋別地方の滝上で氷点下10.4度、後志地方の喜茂別で氷点下10.5度まで下がり、今季道内では初めてとなる氷点下10度以下の気温を観測しました。
昨季道内で初めて氷点下10度以下となったのは十勝地方の陸別(氷点下10.3度)で11月10日に観測しており、今季はそれより1日遅い観測となりました。
なお、氷点下10度以下を観測するのは、富士山(10月18日)を除くと今季全国でも初となります。
●明日(12日)朝も冷え込みが強まる予想
一連の冷え込みは明日の朝まで続きそうです。
冬型の気圧配置が緩んで高気圧が張り出すため、雪もやんで天気は今日のうちに回復します。しかし、夜に晴れる影響で放射冷却現象が効きやすくなり、内陸を中心に明日の朝も冷え込みが強まりそうです。引き続き氷点下10度以下を観測する可能性もあるでしょう。
その後は再び平年並みか高い気温の日が続く見込みです。