気象庁は、きょう(21日)、御嶽山の火口周辺警報を解除して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
気象庁は、きょう(21日)、御嶽山の火口周辺警報を解除して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。
気象庁によりますと、御嶽山では、2014年10月以降噴火の発生はなく、噴煙活動や山頂直下付近の地震活動は緩やかな低下が続いています。2017年7月に実施した山頂付近の現地調査で、高温領域に広がりはみられず、噴煙・火山ガスの増加傾向は認められませんでした。このように、火山活動の静穏化の傾向が続いていることから、火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったものと考えられるということです。
一方、2014年に噴火が発生した火口列の一部の噴気孔では、引き続き噴気が勢いよく噴出しています。状況によっては、火山灰等のごく小規模な噴出が突発的に発生する可能性があります。地元自治体等が行う立入規制等に留意し、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をして下さい。