今日(2日)の北海道は、東部を中心に厳しい暑さと猛烈な雨に見舞われました。
午後3時までの最高気温は十勝地方の帯広で31.4℃など、3日連続の真夏日を観測しました。また、釧路地方の標茶町北部付近では、午後1時30分までの1時間に約80ミリの猛烈な雨が降ったと見られ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
●上空との温度差は約40度
ここ数日の北海道付近には西から暖かい空気が流れ込んでいた影響で気温が高く、今日も午後3時までで十勝地方の帯広で31.4度を観測するなど、道内5地点で真夏日となりました。
一方で、今日は北海道付近を上空に寒気を伴った気圧の谷が通過中で、上空約5700メートルの気温は約-9度。地上との温度差は約40度に達し、大気の状態が非常に不安定になりました。
その影響で雨雲が急発達し、昼頃から局地的に激しい雷雨となりました。特に釧路地方の標茶町北部付近では、レーダーでの解析によると午後1時30分までの1時間に約80ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報も発表されました。
気温が下がってくる夜には次第に大気の不安定な状態も解消に向かう見込みですが、一部では水位の上がっている川もあり、引き続き注意が必要です。
●今週は再び真夏日も
この先一週間の予報を見ると、明日からの数日間は暑さが落ち着きますが、週の後半には再び厳しい暑さが戻ります。
上空の寒気の強さにも左右されますが、厳しい暑さとなる日は上空との温度差が大きくなるため、大気の状態が不安定になることが多くなります。
局地的ながら急に雨が降ってくることもあるため、日々の天気予報をしっかりと確認するようにしてください。