昨日(1日)から今日(2日)にかけて北海道付近を低気圧が発達しながら通過し、強い冬型の気圧配置となったため、北海道では北よりの風が各地で強まりました。
その北よりの風でオホーツク海の流氷が南下し、網走では今日、流氷接岸初日を観測しました。平年と同じく、昨年より20日早い観測です。
●流氷初日からわずか2日
今日(2日)は発達した低気圧が千島近海へ進み、北海道付近は強い冬型の気圧配置となった影響で北西の風が各地で強まり大荒れの天気となりました。今日正午までの最大瞬間風速は日高地方のえりも岬で27.6メートル、根室地方の羅臼で24.9メートルなどを観測しました。
この強い北よりの風の影響でオホーツク海の流氷は急速に南下し、網走地方気象台は、今日午前10時に流氷接岸初日を観測しました。網走では流氷初日となった1月31日からわずか2日で流氷接岸初日となりました。
流氷初日は平年より10日遅く、統計開始以来5番目に遅い観測となりましたが、直後の強い北風によって、流氷接岸初日は平年通りの観測となりました。
(流氷初日:視界外の海域から漂流してきた流氷が、視界内で初めて見られた日
流氷接岸初日:流氷が接岸、または定着氷として接着して沿岸水路が無くなり船舶が航行できなかった最初の日)