今夜は寒気が南下。昨日、スーパームーンを見られなかった関東も、今夜は晴れ間がでるが、月を見る時も暖かくして。あすは晴れても、昼間も寒い。空気が乾燥して、風邪やインフルエンザの危険性が高まる恐れも。
●正午 10月上旬並みの暖かさも
15日は、全国的に、昼間も暖かくなりました。正午の気温は、東京は17度7分と11月上旬並み。日差しの多かった仙台は20度3分と10月上旬並みで、10日ぶりに20度を超え、東京や大阪、名古屋よりも暖かかったのです。日なたでは心地よく感じられた方もいらっしゃると思います。
●急な寒さ+乾燥=インフルエンザの恐れ
でも、この暖かさにだまされてはいけません。今夜からは、北日本に寒気が入ってきそうです。寒気のレベルは、先週ほどではありませんが、昼間は暖かかっただけに、急な寒さが身に沁みそうです。昨日、スーパームーンを見られなかった所では、「今夜こそ月を見てみよう」という方もいらっしゃるかもしれませんが、昨日よりも暖かくして空を眺めて下さい。
あすの予想気温をみてみますと…
最低気温は、大阪や名古屋、広島でも、10度を下回るでしょう。東京は10度ですが、北風なので、気温の数字よりも寒いでしょう。そのほかも、全国的に今日より5度以上低くなりそうです。
【豆知識】
気温が5度違うと、洋服1枚分に相当すると言われています。あすの朝は、今日よりも1枚多く着て、お出かけ下さい。
そして、あすは、日差しがあっても、日中も気温はあまり上がらないでしょう。最高気温は、東京は16度とこの時期らしい寒さ、大阪は15度と11月下旬並みの予想です。仙台など、たった1日で、季節が2か月進んでしまう所もあるでしょう。
さらに、急な寒さに加えて、太平洋側を中心に、広い範囲で空気が乾いてきそうです。あすの予想最小湿度は、東京35%、名古屋は25%で、空気はカラカラになるでしょう。空気が乾くと、風邪やインフルエンザにかかりやすくなりますので、注意が必要です。お部屋を、適切な湿度(50~60%)に保つよう、加湿器などを利用して、上手に調節して下さい。寝る前に、濡れたタオルを1枚、枕元に干して、部屋の湿度を適度に保つのもおススメです。
●寒さの底はいつ? カラカラはいつまで?
今回の寒気は、長く居座る事はなく、上空では17日木曜日から次第に抜けていく見込みですが、全国的な寒さの底は17日。東京でも、晴れ間がでても、最高気温は15度に届かないでしょう。昼間も厚手のコートやストールなどで、しっかり暖かくして下さい。
そして、広い範囲で空気の乾く状態は、18日頃まで続くでしょう。19日になると、東京も傘マークで、西日本や東日本の広い範囲で雨が降り、やっと空気が潤ってきそうです。ここ数日は、寒さと乾燥が続きますので、外出後の手洗いや、十分な休養とバランスのとれた栄養補給なども心がけ、流行を先取りして「インフルエンザ」にかからないよう十分お気を付け下さい。