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【阪神】育成3位早川太貴、27日DeNA戦で初ずくめの先発デビューへ2度目1軍「緊張ない」


キャッチボールで調整する阪神早川(撮影・前田充)

阪神育成ドラフト3位ルーキー早川太貴投手(25)が、27日DeNA戦(横浜)でプロ初先発する見込みとなった。

右腕は7月に支配下昇格。育成ドラフトで入団した投手の1軍先発は球団初で、ルーキーイヤーでの勝利となれば、これも先発に限らず初だ。夏のロード最終カードで、藤川球児監督(45)が“秘蔵っ子”を抜てき。若手を大胆に起用する球児流マネジメントで、優勝へのマジックは「16」から、今週中にも1ケタに突入する可能性がある。さあVカウントダウンだ。

   ◇   ◇   ◇

地に足がついていた。早川が25日に行われた投手指名練習に参加。晴天の下でキャッチボールや、室内練習場のブルペンで投球練習を行うなど先発デビューに備えた。

「順位が決まった後と前では、緊張感とかも違う。ここで結果を残せたらチームに貢献できるし、大きな自信になって、今後にもつながっていく」

育成3位の新人右腕。育成ドラフトで入団した投手が1軍で先発したことすら、球団ではまだない。ルーキーイヤーで勝利を挙げれば、先発に限らずこれも初だ。快挙達成へ「今回はしっかり、与えられたところで結果を残せるようにやっていきたい」と力を込めた。

7月に支配下選手登録され、同16日にプロ初登板も人生初ボークで三塁走者が生還。登板はこの1試合だけで2軍に降格。「初球からしっかり自分の球を投げる能力」と1軍で躍動する投手との差を痛感した。反省を生かし、その後ウエスタン・リーグ4試合計14回で、わずか2失点と結果を残した。初の1軍では緊張したが、今は違う。「(緊張は)今のところない。ファームでやってきたことが自信になっている」と胸を張った。

マジック16となり、リーグ制覇が近づく中で育成3位新人を抜てきするのは、藤川監督ならではのマネジメントだ。今月19日には高卒3年目井坪がプロ初昇格し、即スタメン出場でプロ初安打。早川については「必要な役割がある可能性があるということで支配下登録をお願いしました」と話していた。「秘蔵っ子」の投入で、勝ちながら育てる方針を貫く。

くふうハヤテ出身初のNPBドラフト指名選手で、1軍で勝利すればもちろん初。「活躍できれば、後に続く選手もすごくモチベーションが上がる」。「元公務員」でもあり打席に立てば硬式では高校生以来で、軟式でも北広島市職労野球部で出場した大会以来だ。「多分、打席で140キロ以上を見たことがなくて…。怖いですね」と苦笑い。異色の経歴を持つ右腕が白星をつかめば、優勝へのカウントダウンが本格的に始まる。【塚本光】

◆早川太貴(はやかわ・だいき)1999年(平11)12月18日生まれ、北海道・江別市出身。大麻高から小樽商大に進学。卒業後は北広島市役所で働き、社会人クラブチームのウイン北広島に所属。北広島市職労野球部(軟式)でもプレー。トライアウトを経て昨季はウエスタン・リーグのくふうハヤテでプレー。2軍阪神戦で21イニング連続無失点を記録するなど虎キラーだった。24年育成ドラフト3位で阪神に入団。右投げ右打ち。185センチ、95キロ。

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