
阪神村上頌樹投手(27)が先輩の背中を見せる。今日26日のDeNA戦(横浜)に先発。2戦目の27日は育成出身ルーキー早川が初先発の予定。25日、兵庫・尼崎市のSGLで早川らと投手練習で汗を流した右腕は「自分が勝てれば、早川としても、チーム的にも楽になると思う」と引き締めた。
完封で2年ぶりの10勝に到達した16日の巨人戦以来、中9日。獅子奮迅で投げまくってきた男にやっと巡ってきた“休養”だった。フレッシュな状態で今季初めて火曜日に入る。ここで勢いをつけて早川にバトンを渡したい。「(間隔を)空けてもらっているので、言い訳はないし、万全に臨めると思う」。元気100倍と腕まくりした。
勝てば同僚の才木、DeNA東の12勝に次ぐ11勝目。防御率はリーグ3位の1・91、同1位の勝率7割6分9厘、同4位の106奪三振など、各タイトルを視界に入れる。同学年の盟友才木に「才木クンが全部取ると思うんで。防御率も勝利もすごいので、なんとか自分も食らいついていけるように」とライバル心は笑顔に包んだ。【柏原誠】