
26日西武戦に先発する日本ハム達孝太投手(21)が“お得意様”を抑え、首位の座を引き寄せる。
現在2位のチームは、24日までの首位ソフトバンク戦3連勝で、一気に0・5ゲーム差に縮めた。首位浮上がかかる一戦へ達は「勝たざるを得ない状況。最近ちょっと勝ちに飢えてるんで、勝ちたい」と、自身後半戦初の白星を見据えた。
対西武は今季4戦3勝と相性抜群も、ネビンにだけは通算14打数7安打2本塁打、被打率5割と打ち込まれている。6月29日には9回4安打1失点初完投で5勝目を挙げたが、左越えソロを浴びるなど、たった1人に4安打され失点した。「ネビンを抑えたい。(動画も)散々見ましたけど、もうちょっと徹夜して見ようかな」。お得意様の中で唯一苦手な打者を封じ、勝利を絶対的なものにする。
酷暑が予想されるベルーナドームは、プロ初完投勝利を挙げた験の良い球場でもあり、暑さにも「屋根があるんで大丈夫じゃないですか。投げやすい」と平然。現在6勝を挙げ、新人王候補に浮上。首位ソフトバンクの松本晴と勝利数で並んでおり、7勝目を挙げ、アピール合戦でも、1歩リードする。【永野高輔】