＜全国高校野球選手権：沖縄尚学3－1日大三＞◇23日◇決勝◇甲子園
甲子園球場全体がバースデーソングに包まれた。沖縄尚学主将の真喜志拓斗内野手（3年）が優勝インタビューで「育ててくれてありがとう」と感謝のメッセージを送ると、スタンドのファンが反応。自然発生的に祝福した。この日は母・奈津美さんの45歳の誕生日。お立ち台に立つ息子からの心温まるサプライズ演出となった。信じられない光景に、アルプスで見守った母は歓喜の涙を流した。
真喜志は「2番遊撃」で出場。1安打を放ち、3点目のホームを踏んだ。最後は難しい遊ゴロをさばき、併殺プレーで試合を締めくくった。母子家庭で育てた1人息子が主将としてチームをまとめ、日本一に導いた。母は「帰ってきたらハグをしてあげたい。最高のお誕生日です」と感激。息子も「自分も（ハグ）したいです。かけがえのない存在。ここまで来られたのは、お母さんがいたから。最高の誕生日プレゼントを贈ることができて良かった。（メダル）をかけてあげたい」と満面の笑みだった。
-【甲子園】沖縄尚学が日大三を破り初優勝 深紅の大優勝旗は15年ぶりに沖縄へ／詳細--https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202508230000060.html--
