
<ヤクルト2-15巨人>◇19日◇神宮
巨人が今季最多得点の大勝で勝敗を5分に戻した。
3番で起用された巨人丸佳浩外野手(36)が自身初のサイクル安打を達成して打線をけん引した。1回に5号先制2ラン、3回に右前打、5回に中越え二塁打で大記録に王手。6回は四球を選び、7回1死三塁でヤクルト長谷川から右越え適時三塁打をマーク。ヘッドスライディングで三塁ベースを陥れ、プロ野球72人目の記録を遂げた。球団では08年の小笠原道大以来17年ぶりの快挙にもなった。
打線は丸以外の選手も大暴れ。中山礼都内野手(23)が逆方向へ2打席連続アーチを描けば、リチャード内野手(26)が6回2死満塁から5号グランドスラムを放った。
投げては先発の戸郷翔征投手(25)が今季最長8回を5安打2失点。8回2死からはヤクルト村上に13球全て直球で見応え抜群の勝負を繰り広げ、最後は低めを空振りさせてマウンドでほえた。