
怪物左腕が驚異のスタミナで準々決勝に臨む。沖縄尚学のエース末吉良丞投手(2年)が18日、兵庫・西宮市内で練習に参加した。
17日の3回戦で169球の熱投も「強い疲れはない」とケロリ。当初、この日はノースロー調整の予定だったが「体に張りがある中でも、自分の投げる球を確認したい」と比嘉監督に直訴し、軽めのキャッチボールで状態を確かめた。「ただ投げたい」という“欲”と「相手投手に投げ負けるのは嫌」という負けん気の強さが、スタミナの源だ。
対戦相手となる東洋大姫路は「(バットが)振れるという印象がある」と強力打線を警戒。「やるべきことをしっかりやる。チームを勝たせるような投球ができれば」と意気込んだ。