
<楽天5-7日本ハム>◇17日◇楽天モバイルパーク
2位日本ハムが楽天に連勝し、首位ソフトバンクとのゲーム差を「3」でキープした。
前夜に続いて打線が活発だった。1回にレイエスの適時二塁打で先制すると、3回はプロ初5番の矢沢が2点適時三塁打、有薗も適時打で3点。5回は水野の適時打と水谷の犠飛で2点など効果的に得点を重ねた。先発の伊藤も快投を見せた。立ち上がりから抜群のキレ、制球力を見せてゼロ行進。5回先頭で楽天フランコを遊ゴロに抑え、リーグ最速で規定投球回にも到達した。7回はボイトに2ランを浴びた。
8回は救援陣が3失点して接戦に持ち込まれたが、9回は柳川が締めてキャリアハイとなる9セーブ目。伊藤も両リーグトップの12勝目を挙げた。
デーゲームでソフトバンクがサヨナラ勝利して負けられないゲームだったが、なんとか2カード連続の勝ち越しを決めた。試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
「去年はまだよかったけど、その前の前の年か。(あの試合展開なら)ほぼほぼ逆転されてサヨナラ負けで『わちゃ~』で終わってたけど、去年ぐらいから少しずつ逆転されないイメージができて、今日勝てたっていう。しかし8回、ああなるんだったら伊藤くん、もう1回でって(笑い)。これ、わからんからね、また」
-7回100球で交代させたのは
「次の(ソフトバンク戦の登板へ向けて)。ちょっとパワーをね、ためといてほしいというところで。もう1回、行かせようかなと思って(笑い)。『用意しろ、大海』って。でもね、こういう試合も田宮くんにしても、中島くんもちょっとね、ファーストで捕れる送球でしたけど、こういう戦いも成長の1つであってね。松本くんにも『こういう展開、ヒリヒリすんの?』って言ったら『そりゃしますよ』って。俺は楽しんでやってた方だから」
-主力は休ませながら勝てた
「そして途中で休ませられなかった(笑い)。一番ヒリヒリする場面で守らないといけない。でも、ほとんど今日は。矢沢くんも打ってくれたし。なんか最初7番ぐらいだったんですけど、こっちに来るタクシーで『矢沢くん、4番にしない?』って…(笑い)」
-誰かが降りてきた
「『じゃ、5番にしますか』って。でも、2勝1敗で終わったんで」
-有薗も3安打
「いや、あの右方向のバッティングは、ちょっと代打でも面白いかなっていう風に思いました。あのカーブも1回、僕がいつも言う、ピッチャーが投げて1回、受けて、振りに行く。それができてましたね。スローカーブを、真っすぐを受けて、打つのができている。(間がなく)投げる打つ、投げる打つの選手はやっぱり次の打席、あんまり期待できないんで。だから『間』ができている選手は使いたくなるっていう気持ちにはなります。河野くん、前回よかったのになぁ。だいぶ戻ってきたなと思ったんすけど、今日ちょっとリリースポイントがちょっと狂っていたかなっていう印象が。左バッターにカットを拾われたらダメですね。カットがもうちょっと切れ味のあるギュッというカットだったらファウルとか空振りが取れるんですけど。経験のあるピッチャーなんで、次は期待します」
-柳川は安心感がある
「ありますね。昨日と今日、まあ2連投は大丈夫でしょ」
-これでソフトバンク3連敗の後は4勝1敗で乗り切って本拠地で6連戦
「今日は試合前から、テンションめっちゃ下がってた。西短負けてのソフトバンクがサヨナラ勝ち。その3分後にメンバー交換(笑い)。三木監督もオリックスサヨナラホームランで、お互いテンション低いまま(笑い)。大変な1日でしたよ」