
フランス2部リーグで16日、スタッド・ランスはホームでギャンガンと対戦し、1-0で今季初勝利を収めた。FW中村敬斗(25)は開幕戦に続いてベンチ外。Sランスのカレル・ヘラールツ監督は、移籍を希望しているとされる中村敬斗に診断書を出した医師に責任を押しつけた。16日ランス地元紙リュニオン電子版が報じた。
同紙は「中村はメンバーに入っておらず、チームメートをサポートするためにスタジアムに姿を見せることはなかった」とし、「今夏の退団を希望する選手とクラブとの間で腕相撲が行われているようだが、ヘラールツ監督は依然として欠場の理由をメディカル面としてこだわっている」と伝えた。
このけが、あるいは病気と思われるこの件について質問された時、同指揮官は次のように答えている。
「ケイトが診察を受けに行き、診断書を発行したドクターに聞いてみないと…。クラブのドクターではない。私が知っているのは、彼(中村)が医師の診断書を持っているということと、ここに彼がいないということだけで、これが私の知る状況だ。クラブの立場は非常に明確で、我々は彼を頼りにしているし、彼は良い選手だ。我々は、彼が完治して、我々のもとに戻って来るのを待っている」。
試合の2日前、「L'Union」紙のインタビューに応じたジャン=ピエール・カイヨ会長は、中村敬斗について「この件は保留となり、9月まで前進することはない。彼が望むなら、すぐにでも練習に復帰してほしい」と語った。
(松本愛香通信員)