
<巨人-阪神>◇16日◇東京ドーム
阪神佐藤輝明内野手(26)が三塁守備でミスターばりに見せた。
5回先頭の中山礼都内野手(23)の三塁ファウルエリアへの飛球を全力で追いかけ、深い位置まで背走したままスライディングキャッチ。俊足の遊撃手・小幡竜平(24)よりもわずかに速く追いつき、はじき飛ばしそうな迫力だった。
見せ場が続いた。次打者のリチャード内野手(26)も高々と三塁ファウルエリアに打ち上げた。エキサイトシートのフェンスに体をつけて捕球体勢に入った佐藤輝は、少し落下点を身誤ったが、ダイビングしてグラブの先でキャッチした。
長嶋茂雄さんの追悼試合。ミスターを思わせるような三塁での華のあるプレーに、客席から大きな拍手が送られた。
今季はまだ2失策。守備でも魅了している。