
10日に81歳で亡くなった「日本サッカー史上最高ストライカー」釜本邦茂さんの通夜が12日、大阪府内で営まれた。
祭壇には、笑顔の遺影とともに、7得点を挙げて得点王に輝いた68年メキシコ五輪(オリンピック)の3位決定戦メキシコ戦でゴールを決める写真や、ブラジルの「王様」ペレ氏に担がれる写真、ドイツの「皇帝」ベッケンバウアー氏とマッチアップするショットなどが飾られ、点取り屋として活躍した往年の姿が並べられた。
日本代表FWとして、男子歴代1位となる国際Aマッチ通算75得点(76試合)を誇り、日本リーグ(JSL)ではヤンマーで202得点を挙げた日本のレジェンド。Jリーグ発足時の93年にはガンバ大阪の初代監督を務め、日本サッカー協会(JFA)の副会長などを歴任した。
昨春に「誤嚥(ごえん)性肺炎」で緊急入院して闘病を続けていたが、10日午前4時4分に息を引き取っていた。