
<ヤクルト9-4DeNA>◇11日◇神宮
ヤクルト小川泰弘投手(35)が5回無失点とベテランらしい粘りの投球を見せた。毎回走者を背負いながらも、要所を締めて得点を許さなかった。
小川にとっては、4回8失点と苦しんだ6月20日のオリックス戦以来、約2カ月ぶりの1軍マウンドだった。復帰に向け、ファームで調整を重ね、7月30日のイースタン・リーグ巨人戦では5回2安打無失点と安定した投球を披露していた。
石井投手コーチは「久しぶりの登板だったが、緩急をうまく使い、コーナーにしっかり制球できていた。タイミングを変えながら、ベテランらしい投球をしてくれた。同級生の中村捕手もうまくリードしていて、あうんの呼吸だった」と高く評価した。
小川は今季3勝目を目指し、勝ち投手の権利を持ってマウンドを下りた。6回からはリリーフ陣が失点を重ねたが、打線が5回までに9得点。小川に3勝目が今季3勝目がついた。