
<明治安田J1:C大阪-新潟>◇第25節◇11日◇ヨドコウ
セレッソ大阪森島寛晃会長(53)が取材に応じ、クラブの前身ヤンマーで育ち、10日に81歳で亡くなった元日本代表FWの釜本邦茂さんについて「C大阪というよりも日本、世界であれだけ活躍された方。亡くなられてからも、釜本さんの名前は受け継がれていく」としのんだ。
元日本代表MFの森島会長は、静岡・東海大一(現東海大翔洋)から91年にヤンマーに入団。
釜本さんとは入れ違いだったが、兵庫・尼崎市内の選手寮には釜本さんのパネルが飾ってあり、当時監督だった吉村大志郎さん(享年56)からは、その決定力のすごさを聞かされていたという。
釜本さんはヤンマー時代、日本リーグ最多の202得点を記録。78年からの監督兼任時代を含め、優勝はリーグ4度、天皇杯3度を誇った。
森島会長は「あれだけ(ヤンマーで)優勝カップがあったのが(Jリーグに入った)C大阪では、増やし切れていない。ヤンマーの黄金期のようになれるように、C大阪もしっかりやっていきたい」と、偉大な先輩にクラブの飛躍を誓った。