
<西武4-9楽天>◇10日◇ベルーナドーム
楽天が終盤の集中打で勝利をつかんだ。
同点の7回1死満塁からマイケル・フランコ内野手(32)が、西武中村祐の142キロ直球を右前に運ぶ決勝打を放った。「ピッチャーのみんなが粘りながら頑張って投げてくれているからね。回ってきたチャンスで結果を残すことができて良かったよ。目の前の試合を1試合1試合、チーム一丸で戦っていくよ」と笑顔で振り返った。
1点リードの8回に一気にたたみかけた。太田が適時二塁打、村林が2点適時二塁打で続く。さらに代走から途中出場の武藤敦貴外野手(24)に約2カ月ぶりの安打となる適時三塁打が飛び出した。「状態良かったんで、打席に立たせてもらえればいい結果が出るなと自信はあったので、いい結果になって良かった」。フランコも2打席連続適時打を決め、一挙5得点の猛攻で主導権を奪った。
試合中盤までロースコアの接戦となったが、終わって見れば15安打9得点で快勝した。三木監督は「もう少しっていう部分もあるんですが、打線はよく頑張ったかなとは思う」。今季100試合目を白星で飾り、雨天中止でこの日試合がなかった3位オリックスに3ゲーム差に接近。Aクラス浮上へ勝ち続ける。【山田愛斗】