
日本サッカー界が生んだ不世出のストライカーで、1968年メキシコ五輪では得点王の活躍で銅メダルの原動力となった元JリーグG大阪監督、元参院議員の釜本邦茂(かまもと・くにしげ)さんが10日午前4時4分、肺炎のため大阪府の病院で死去した。81歳。
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1984年8月25日、東京・国立競技場で釜本さんの引退試合が行われた。ヤンマーの選手として日本リーグ選抜と対戦し、「友情参加」でサッカーの王様ペレも出場した。
釜本さんの最後のプレーを見ようと、徹夜組500人を含む約6万2000人のファンが来場。釜本さんは前半15分に先制ゴールを決めて生涯通算548点目。「サッカー人生に悔いはない」と話していた。
◆釜本さんの得点数
日本ユース代表=6点
日本代表(Aマッチ他含む)=158点
天皇杯(早大)=14点
関東大学リーグ(早大)=45点
大学選手権(早大)=4点
大学王座決定戦(早大)=3点
遠征試合など(早大)=8点
日本リーグ(ヤンマー)=202点
天皇杯(ヤンマー)=46点
国際試合(ヤンマー)=18点
JSLカップ(ヤンマー)=9点
日本リーグ選抜=3点
日本リーグ東西対抗=21点
京都選抜=6点
引退試合などその他=5点