
<中日2-0広島>◇9日◇バンテリンドーム
広島が今季16度目のゼロ封負けを喫し、1日で5位転落となった。6回2失点(自責1)の先発森下が13敗目となった。防御率2・52ながら、球団ではシーズン13敗以上は12年バリントン(7勝14敗)、日本人投手では09年の前田(ヤンキース3A・8勝14敗)以来。
不運な形で先制点を許した。1回2死一、二塁からボスラーを2球目チェンジアップで本塁一塁間へのファウルフライを打たせたが、捕球体勢に入った坂倉がグラブに当てながらも落球。3アウトとならず、再開した2球目を左前に打ち返され、先制点を許した。打線の援護がないまま迎えた5回にも失点。6回、108球も報われなかった。
森下は6月20日楽天戦以降、8連敗となった。シーズン8連敗は球団では98年高橋(2軍投手コーチ)以来、27年ぶり。8連敗以上は過去8人、9度記録されているが、すべて途中に勝敗なしの試合を挟んだもので、登板8戦すべて黒星の8連敗は球団初。
6回まで中日高橋宏の前に2安打の打線は7回に1死満塁とするも、矢野が一ゴロ、代打小園が二ゴロに倒れて、得点を奪うことができなかった。