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【甲子園】応援団遅延の明秀日立アルプス席で響いた「盛り上がりが足りない!」発祥校の実力見せた


吹奏楽部の到着が遅れる中で声を張り上げた松本翔生応援団長(右)

<全国高校野球選手権:明秀学園日立ー聖隷クリストファー>◇9日◇甲子園

3年ぶり2度目出場の明秀学園日立(茨城)がアクシデントに見舞われた。午前10時39分に試合開始されたが、一塁側アルプス席から楽器の音が聞こえてこない。部員の声による応援だけが響いていた。

試合が進んだ午前11時20分過ぎ、大会本部は「明秀日立の学校応援団の一部(吹奏楽部など約260人)は、天候不良のために前夜の出発が遅れ、高速道路の事故渋滞、お盆渋滞にも巻き込まれて到着が遅れています。間もなく到着の予定ですのでお知らせします」と発表した。

客席にいた松本翔生内野手(3年)に遅延の一報が入ったのは、開始30分前だった。「『まだ京都』と言われて」。メンバーに入れなかったが、応援団長として仲間を鼓舞する役目があった。「僕たちは地方大会から観客巻き込み型応援というのをやってきたんです!」。心は決まった。メガホンもない中で、開始から声を張り上げた。そして、客席にも手を掲げて協力を呼びかけた。

歌ったのは「もり、もり、盛り上がりが足りない♪」の歌詞。いまや高校野球応援の定番となったが、実は明秀学園日立のサッカー部が始めた応援スタイルだ。「僕たちの学校が元祖なんで!」。誇りを持って、5回まで声を出し続けた。

待ち人が到着したのは、5回終了時。チアリーダーに吹奏楽部。次々に客席に並んでいく姿に、「きた! きた! きた!」とまさに盛り上がりは最高潮に。終盤の劣勢でも、一体となった応援が続いた。

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