＜ベルギーリーグ：シントトロイデン2－0デンデル＞◇8日◇第3節◇大王わさびスタイエンスタジアム
日本選手7人が所属するシントトロイデンは本拠地でデンデルに2－0で完勝した。MF伊藤涼太郎（27）が開幕から3試合連続ゴールを決めた。
1－0の後半8分、左サイドからの折り返しを伊藤が受けて左足でたたきこんだ。「今日もしっかりとゴールすることができてうれしいです」。3戦連発弾に「自分の今やっているトップ下は数字が大事。今年は数字を意識してプレーしているので点を取れてホッとしています」とうなずいた。
勝負強さが光った。序盤から相手にボールを支配されたが、前半27分に伊藤のパスを起点に今季湘南ベルマーレから加入したDF畑大雅（23）が左サイドを抜けだし、PKを獲得。これをFWアンドレス・フェラーリ（23）が決めて先制した。
1点リードで前半を折り返すと、後半4分に相手が1人退場。数的優位を生かして伊藤の追加点につなげて逃げ切った。
チームは2勝1分けの勝ち点7で暫定首位に浮上。伊藤は「浮かれることなく切り替えたい」と次を見据えた。
伊藤、畑の他にGK小久保玲央ブライアン（24）とMF山本理仁（23）DF谷口彰悟（34）は後半26分から出場した。J2V・ファーレン長崎から加入のMF松沢海斗（24）とアンデルレヒトから移籍したFW後藤啓介（20）は初出場を果たした。
