
<西武3軍11-2北海道フロンティアリーグ選抜>◇2日◇美唄市営球場
西武3軍の夏合宿が北海道・美唄市で行われた。
北海道フロンティアリーグ選抜との試合では、背番号123の冨士大和投手(18)が先発し、2回を無失点に抑えた。
相手ベンチ近くから「育成ドラフト1位だぞ」との声が飛んだ。独立リーガーにとってはこの投手を打てれば-、という基準になる投手。そんな意気込む相手打線から、冨士は直球で空振りを量産した。
大宮東(埼玉)から入団した変則左腕は、練習中の負傷で一時期マウンドから離れていたものの、今は再びキレキレの直球を取り戻している。球速こそ140キロに及ばない球が多いが、相手スイングの上を行く。
「前半戦でストレートが通用するのは少し分かってきたので」とし「クイックが遅いので、この夏はクイックを早くできるようにしていきたいです」と自らテーマを課して夏合宿を過ごしている。
先輩菅井やロッテ吉川など、同タイプの左腕が次々と支配下登録されていく。期待は大きい。
「自分も来年は…」
趣味のご当地キャラ「モケケ」集めは、ファンや友人の協力もあって、のべ300個ほどに到達したことが明らかに。モケケに負けじとじわじわ力をつけている。【金子真仁】